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「NATURE FIX」についてまとめてみたよー。森林浴にいこうぜよ

2021年3月19日

はいみなさんこんにちは!そうた(@sooooota3110)です。

 

今回は、「NATURE FIX 自然が最高の脳を作る」という本についてまとめていきます。

 

 

まあ書評ってほどのことでもないんですけど、面白かったので自分用のメモって意味も含めて軽くまとめていきます。

 

読みたくなったきっかけ

この本を読みたいと思ったきっかけはデジタルデバイスって体に良くないみたいな話を聞くようになったからなんですよね。

 

実際ぼくもスマホばっかり見ているのって体によくないよなーとかってなんとなく思っていたんですけど、色々と調べてみるとかなり事実っぽい感じがわかりました。

 

まあその過程で現代人はとにかく自然に触れる時間が短い!ってことがわかったので「じゃあ自然にふれる時間が増えるとどんなメリットがあるの?」って思ったのをきっかけに見ることにしました。

 

この本の内容は面白かったんですけど、海外の本特有のどうでもいい裏話とか小話とかが多すぎてめっちゃだれました。6割ぐらい飛ばしたんですけど、その中でも大事だなーって思ったところをまとめていきますね。

ストレスホルモンが減る

自然に触れる時間が増えるとストレスホルモンであるコルチゾールの分泌量が下がるらしいです。

異なる環境に対する生理機能の反応を調べるために、宮崎教授は二〇〇四年から数百人の被験者を森に送り込んできた。彼と千葉大学の同僚、李宙営は、森のなかをゆっくりと散策すると、都会を歩いているときと比べて、従来ストレスホルモンと呼ばれていたコルチゾール値が一六%も下がることを発見した。それだけではない。交感神経の活動が四%、血圧が一・九%、心拍数も四%下がった。また質問紙で心理面について質問したところ、気分が良くなり、不安感が軽減したという結果が出た。 NATURE FIXより引用

とのことです。

 

宮崎教授は2011年に発表した論文で「こうした結果は、多大なストレスを感じている状態が森林セラピーで緩和できることを示している」と述べています。

 

なので森林浴をするとストレスが下がるらしいですね。

 

この本によると日本人は人工の4分の1近くがなんらかの形で森林浴を楽しんでいるらしいです。うーんこれは知らなかったですね。

 

じいさん、ばあさんは森で散歩しているイメージですけど若者はそんなこと全然してないですからねー。森で散歩しようぜなんていったらまじで意味わからんって反応されることは間違いないですよねー。

ストレスの悪影響

ということで次はストレスの悪影響についてです。

 

まあ基本的にストレスって貯めないほうがいいんですけど、具体的に体に対してどう悪いのかっていうのをまとめます。

一九三〇年代から脈々と続けられてきた研究によれば、つねにコルチゾール値が高く血圧も高い人は、心臓病、代謝疾患、認知症、うつ病に罹患しやすくなる。最近の研究によれば、都会生活のストレスをつねに感じていると脳に変化が生じ、統合失調症、不安障害、気分障害を発症しやすくなるという。 NATURE FIXより引用

とのことです。

また、

また別の実験で、ウルリッヒは一二〇人の学生に木工所で起こったむごたらしい事故の映像を見せ、強いストレスを与えた。そして精神発汗性、心拍数、血圧を計測して交感神経活動を測定したところ、被験者たちが苦痛を覚えていることがわかった。その後、被験者を二つのグループに分け、いっぽうには自然の風景を一〇分間見てもらい、他方には同じ時間、都会ーショッピングモールの舗道や道路を走る車ーの風景を見てもらった。すると、大きな違いが生じた、自然の風景を見た被験者の脳は五分後には通常の状態にまで回復したが、人工的な風景を見た被験者の脳は一〇分以上経過したあとも、ある程度しか回復しなかったのである。 NATURE FIXより引用

ということがわかったらしいんですね。

 

ストレスが貯まると、心臓病、代謝疾患、認知症、うつ病にかかりやすいんですねー。まあここらへんはなんとなくわかりますよね。ストレス貯まっている人のほうが早死にするイメージはあるので。

 

そして面白いのが、自然の風景を見た被験者は脳の回復が早かったという点です。つまり、自然の中にいるとストレスからの立ち直りがはやいってことですよねー。

 

都心とかにいると自然に触れることってほぼないので、普通に過ごしていても脳は回復しないんだなあぁって感じでショックですね。

どのくらいの時間を自然の中で過ごせばいいのか?

ということで、自然が脳とストレスに良いことはわかったんですけど、いったいどれくらい自然のなかで過ごせばいいんでしょうか??

 

この本によると1ヶ月で5時間自然の中で過ごすと最大の効果を得られるという結果がでたそうです。

 

トゥルヴァイネンはその効果についてもっと深く分析するため、新たな実験を実施した。八二人のオフィスワーカー(大半が女性)に、三つの異なる場所──都心、整備された公園、森林公園──ですごしてもらったのだ。どの場所の被験者にも、三〇分間のんびりと散歩をしてもらい、その前後に一五分間、じっと座ってもらった。そして質問紙に答えを記入してもらい、唾液を採取し、血圧と心拍数を測定した。被験者には、そのあいだお互いに会話をしないようにと指示した(人と交流すると心理的にいい影響が及ぶためだ)。すると、有意な効果が見られ、予想どおり正比例の関係が見られた。ワゴン車のなかで座っているときと比較して、都心ではストレスから「回復」したという感覚はほとんど抱けず、いっぽう、整備された公園や森林公園のなかではそう感じた。変化は比較的早い段階、すなわち戸外で一五分間座っただけであらわれた。その後、短い距離を散歩すると、「回復」したという感覚がさらに強まり、その状態が持続した。緑がある場所ですごす時間が長くなるほど、気持ちが上向いたという報告が増え、その効果はより自然豊かな森ですごした人のほうが高かった。またリラックスできただけではなく、活力度も上昇した。活力を上げることができるのは、都心ではなく公園、すなわち自然のなかですごしたときだけだったが、変化が起こるのは四五分かかった。都心ですごすと活力もストレスの回復度も低下し、逆に公園や森ですごすと、都心ですごすより気分が二〇%上向いた。緑のある場所ですごした人は、気持ちがポジティブになり、ネガティブな感情が減り、創造性も上がったと答えた。客観的な測定値では、三か所すべてでコルチゾール値が減った。それは仕事から解放されたからだろうと、トゥルヴァイネンは考えている。

フローレンス・ウィリアムズ. NATURE FIX 自然が最高の脳をつくる 最新科学でわかった創造性と幸福感の高め方 (Japanese Edition) (Kindle の位置No.2931-2948). Kindle 版. 

っていうことがわかったんですねー。

また、確実にストレスを軽減しうつうつとした気分に風穴をあけるには「自然のなかで一ヶ月に五時間すごすのが最低ライン。一〇時間すごせば、ますます爽快な気分を味わえるはず」ともいっています。

 

まあ可能であれば月に10時間ぐらいは森にでかけよう!って感じですね。

 

そうなると1週間に2.5時間ぐらいは必要なので、平日30分×5日、もしくは休日にがっつり2.5時間いっきにとってしまうかのどちらかって感じですかねー。

 

普通の社会人からすると難しいと思うので、緑がある公園で昼ごはんを食べたり、帰り道は公園によって帰るみたいな工夫が必要かもしれませんね。

 

僕は今自分で週5日で8時間アルバイトしていますが、休みの日は最低でも1時間は森にでかけるようにしています。

 

あらかじめ、「森林浴」って予定をカレンダーにいれていますね。

 

こういう感じである程度ちゃんと予定に入れないと行かなくなってしまうので、予定として入れてしまうのがおすすめです^^

自然を求めてでかけよう!

ということで雑な感じになってしまいましたが、「NATURE FIX」について要約してみました。

 

まあとりあえず簡単にまとめる、と自然に触れるとストレスがかなり下がるから毎週ちゃんと自然に触れようぜってことですね。

 

ぼくもこれを知ってから毎週1時間以上は森で散歩していますけど、たしかにストレスが減ったきがします。

 

散歩をしているときはスマホなどのデジタルデバイスはもたないようにしているんですけど、それも合わさってなんだか心が軽くなっているんですよね。

 

時間を確保するのは難しいと思いますが、自分の心をリラックスさせるためにもぜひ毎週森にでかけてみてください!^^

 

より詳しく内容が知りたい人はぜひ書籍も手にとってください。

 

 

ということで今回はここまでです。

 

最後まで読んでくれてありがとうございました!

 

ほなまた^^

 

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